時雨沢恵一 『キノの旅XXI』を読んで。
おそらくこのブログ内でいわゆるライトノベルを紹介するのは初めてなのではないでしょうか。僕もあまりライトノベルは読みませんが、これともう一つの作品だけは自分が中学生の頃から読んでいます。(そのもう一冊の本は別の機会に紹介しますね。)
キノの旅XXI the Beautiful World (電撃文庫)
- 作者: 時雨沢恵一,黒星紅白
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/10/07
- メディア: 文庫
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さて、このキノの旅という作品ですが、本の構成は巻によらず構成がほとんど同じです。旅をするグループは3人で、それぞれのグループが国巡りをしていきます。1つ目のグループが題名にもある「キノ」というバイク乗りのグループ。2つめのグループが「シズ」を中心とするバギー乗りのグループ。そして3つめのグループが「師匠」と「弟子(?)」の自動車乗りのグループです。それぞれは作品中で巡り会うことなく(シズ登場のきっかけとしてキノとシズが出会ったことはある)、独自に旅を続けていきます。
個人的なこの作品の魅力は何と言っても、旅人たちが旅する国の国民性がそれぞれある一定の特徴を持つよう描かれており、言ってしまえばそれは主人公たちの考え方と180違う考え方になっています。時には、主人公たちに刃を向けることもあるくらいです。今回の21巻でもそれぞれの国の国民は十人十色に描かれていました。ラジオの生放送で人気を取ることだけを熱心に考えている国民、恐怖政治しか知らなかった国民、毎日意味もわからず町の中心部にある鍵穴に鍵をひねりに行く国民、女尊男卑の国民などがこの本の中で見られました。多少現実社会との関わりがあることも読んでいく内におわかりいただけるかと思います。
主人公たちはこういった国民に対してどう反応するのか。これもまたこの作品を読む上での楽しみでしょう。これを話してしまうと、この本のネタバレになってしまうのでこれについてはご自分の目で確かめてみてください。
さいごに
この本はどうやらだいたい1年に1冊のペースで発行されているようです。このままいくと、2ヶ月後くらいにはまた新刊が出そうですね。この作品を今日紹介したことですし、そのときにはまたその作品に深く踏み込んで感想を書いてみたいと思います。
それでは。
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部活の合宿が始まります。
明日から部活の合宿に行くことになりました。
行き先は九州の山奥。帰ってきた際に、行き先や何をしたのかなどをお伝えしようと思います。どうぞお楽しみに。
なお、合宿に際し、当ブログの更新が数日ほどできなくなる可能性があります。というのも、合宿中に文章を書くのは難しそうだからです。一応ストックの記事がいくつかあるので、それを予約投稿するなどして更新を継続するというのも構想としてはありますがどうなるかは不明です。
自分にとっては、この合宿が夏休みならではのイベントの第一弾となります。
羽目を外しすぎない程度で楽しんでこようかと思います。
それでは。
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新聞記事で気になったものをピックアップ(第13回)
今回はいつも通りの土曜日の実施となりましたね。
記事は8月12日から8月18日までの部分からピックアップをしています。
記事一覧
- 離島と山間部でドローンの飛行が解禁へ(8月12日、1面):
現在の法規制では、ドローンは操縦者が目視できる範囲でしか飛行することができなかった。しかし今月中、そのドローンの規制は緩和される見通しだ。安全に離着陸し、人が少ないと考えられるエリアを飛ぶ限りでは、ドローンは操縦者の存在関係なく飛行することができるようになる。これにより、ドローンが離島との物のやりとりや、災害地域の物資の調達などに活用できると思われる。(現時点でのドローンの性能で運ぶことができるものは限られていますが、今後ドローンがより多くの荷物を運ぶことができるようになったときにこの制度はうまく活用されるのではないでしょうか。)
- 宿泊予約を売買するサービス(8月15日、8面):
「Cansell」という宿泊予約を売買できるサービスで、ユーザーはキャンセルしたい国内の宿泊予約を売買することができる。ユーザーはキャンセルしたい予約を運営に売るないし買い取ってもらうことで、ただ予約をキャンセルした場合よりも多くの金額を獲得することができる。もちろん、運営側は予約内容のチェックを行ったり、転売防止対策などをすることで、サービス自体の安全性や健全性を維持している。(予約をしてホテルにある一定の金額を支払っている以上、このサービスはホテル側にはメリットが少ないと思われます。そのことから、このサービスはどちらかというと宿泊者とサービスの運営側にのみメリットがあるものではないかと思います。)
- 盗難品の所有権の問題(8月16日、3面):
現在仏像などの文化財が盗難の被害に遭っており、オークションにかけられたそれらの一部は、第三者の所有物になってしまうことがある。 民法の規定では、所有者の所有権は盗難から2年が経つと失われてしまうことになる。そうなると、真の所有者はそれが本来は自分の物であるにもかかわらず、現在の所有者に対して大金を払う必要が生じてしまう。このままでは真の所有者は泣き寝入りせざるをえないことになり、文化財の盗難は依然として終わらない。(法学入門の民法の分野でこれにすこし近いトピックをやったことを思い出しました。真の所有者を保護するべきか、それとも取引の安全を重視するべきなのかという議論は、不動産についてのみですが勉強しましたね。なお、今回の問題である文化財の問題は、文化財の取引自体に透明性を求めていくしかなさそうですね。言うなれば、誰がその文化財を所有しているのかを記録するわけです。まあ、ここまで行くと文化財の扱いが不動産のそれに近くなってしまいますが。)
- ファシズムを体験する講義が大学で行われる(8月16日、7面):
兵庫県の甲南大学でファシズムを 体験するという特別授業が行われた。まず初回の授業で、全ての生徒たちはナチスドイツによく似たポーズや行進をするよう命じられる。その次の授業で、統一した制服とバッジを着用する。参加者全員が同じ格好や行動をすることになったら今度は外に出て、カップルの前で「リア充爆発しろ」と大きな声を上げてカップルたちを退散させる。結果的に、クラスの人たちが部外者に行ったことは些細なことであるが、生徒たちは集団の圧力を感じたり、自分たちとは違うことをしている学生に対して否定的な感情が生まれたことを告白している。(高校生の時、英語の授業でナチスを再現するという小説を読んだことがあります。この記事の授業内容がその小説に結構近いなあと感じてしまいました。まあ、小説版の方がもっと事はエスカレートしていたんですけどね。)
- 刑務所の人間が大統領になる可能性(8月17日、7面):
今年の10月にブラジルで大統領を決める選挙が実施されるが、収監されているルラ元大統領が候補者として立候補した。ルラ氏は収賄の疑いで現在収監されてはいるものの(ブラジルでは判決が確定していなくても一定の条件を満たすと収監される)、世論調査では他の候補者を圧倒する支持率を獲得している。ブラジルの憲法や選挙法では彼の立候補を認められるものの、「無犯罪記録法」という法はルラ氏の大統領当選を拒んでしまう。出馬資格を取り消された場合にどのような行動を起こすのか、今後のルラ氏に注目が集まっている。(元大統領で民衆からの人気もあるルラ氏がごねた場合に果たして法規が守られ続けられるのか気になりますね。もちろん法治国家であれば、彼の出馬を認めることはないでしょう。)
- アメリカの新聞社が共通の見解の社説を示す(8月18日、2面):
自らに批判的なメディアは「国民の敵」であると非難したトランプ大統領に対し、アメリカの新聞社計400社が一斉に報道の自由とメディアの民主主義的重要性に関する社説を掲載した。ボストン・グローブ紙が各社に呼びかけて行った。なお、ワシントン・ポストは協力の姿勢を示さなかった。(政治姿勢がそれぞれ異なるメディアが統一した見解を示したことは、どれほど今アメリカの政治ないし民主主義が危ないのかを明らかにするのではないでしょうか。)
さいごに
最近徐々にピックアップする記事が新聞の前半部分からになっている気がします。
あまりにも些細なニュースはこちらとしても取り上げずらいんですよね・・・。
それでは。
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英語雑誌から気になる部分を解説(第6回)
またもやインターネット版の記事からのピックアップとなります。来週は図書館も開いていることでしょうから、来週は是非とも紙の方からピックアップを行いたいですね。
シアトルでの飛行機事故の真相
日本の飛行機系ニュースサイトで航空会社の従業員が飛行機を勝手に離陸させ、墜落させたというニュースがでており、それが『TIME』のニュースにもなっていたので解説してみようと思います。
(ちなみにその日本語版のニュース記事はこちら。)
『TIME』では、本事件を「安全」という論点から2つのポイントについてコメントしていました。まず第一に、どのように他の航空機の安全を保護するのかというポイントです。飛行機を奪取した従業員は素人である以上(記事では従業員がシミュレータの経験しかないと書いている)、その人物が規定通りの航空路や高度を飛行しないことが十分考えられます。航空管制官はその人の飛んでいる航空機がトラフィックの多いルートを通らないよう誘導を続けたそうです。
第2のポイントとして、航空機が一般の人々の安全を脅かすというポイントです。今回飛行機は結果的に自殺の道具として使われました。これは911のテロでの飛行機の使われ方と同じです。もしこの従業員が誰かを巻き込んで自殺するつもりだった場合、今回の事件による被害者はもっと増えていたことでしょう。パイロット以外の人間による飛行機へのアクセスがもう少し制限されても良いのではないでしょうか。
さいごに
会社の飛行機を奪って自殺をした授業員ですが、少なからず自分の行為に対する申し訳なさを持っていることが無線の録音データから明らかになりました。実際、墜落した場所は無人の島だったそうなので、その方が100%悪いわけではなさそうですね。今後はなぜその人が自殺に追い込まれたのかを検討する必要があるでしょう。
それでは。
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エスペラントの学習アプリを入れてみました。
以前書いたように、今月末にはエスペラントの集中講義があります。
そこで、エスペラントの勉強を少しかじってみようと思い、アプリを使って勉強を始めてみました。
インストールしたのは「Duolingo」というアプリです。エスペラントよりももっとポピュラーな言語も勉強することができます。
練習問題としては文の完成や、
英語からエスペラントへの翻訳問題といった所でしょうか。それ以外にも語彙の問題があったかと思います。
このように問題を解き、正解していくと画面上部の緑色のゲージが少しづつたまっていき、最終的にステージクリアとなります。
とりあえず今日の時点でチュートリアルのステージ(一番上)はクリアしました。授業が始まるまでにあと10ステージほどやれば、問題なく授業に参加できそうな気がします。
さいごに
そんなこんなでDuolingoを使って、空いた時間にこつこつとエスペラントの学習をしてみようと思います。
それでは。
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