憲法の試験を終えて
ようやく定期試験のすべてが終了しました。本日の試験は今週最難関の試験である憲法の試験です。いちおう今週は憲法の学習を優先的に進めたため、期末試験の問題のもなんとか対応することができたかと思います。
試験問題と問題への回答計画
問題内容をざっくり振り返ると、大日本帝国憲法体制下の制度上の問題について分析し、日本国憲法体制下になってこの問題に対して、どのような制度的手当がなされたかを説明する問題です。(近衛文麿が自決する前に子息である道隆に残した手記の一部が問題文として出題されました。)
最初にさっと問題を見たところ、
- 政治と軍事の関係がうまくいっていない
- 昭和天皇が自らの政治的コメントを差し控える
この2点についておそらく制度上の問題があるのだと考えました。そのため、授業で学習した
という明治憲法体制を崩壊させることになった2つの要員について説明をしていくことにしました。
その後に、日本国憲法体制下で行われた制度的手当を述べる際に
- 文民統制
- 内閣が連帯して国会に責任を負う
の2点について説明することとしました。(内閣の割拠性=>連帯して国会に責任を負うと説明したかったので、文民統制の説明のほうは最後に回しました)
振り返り(失敗)
試験終了後、改めてレジュメを振り返ってみると自分の記述に結構粗があることに気づかされます。箇条書きで示すと、
- 統帥権の「帥」の字を「師」と書いている(間違っているだろうなと思ったのでルビは一応振った)
- 国政とすべきところを国務と記述している(国務は内閣の行う事務を指すので、厳密にいえば誤りだと思われる)
- 軍部が直接上奏する慣行について述べたものの、「閣議を経ずに」という点について記述していない
- 軍令事項と軍政事項の区別ができていなかったため、軍部がどの点について天皇に直接上奏していたのか具体化できていない
- 公式令と書くべきところを公文令と書いてしまった(公式令と公文令を混同)
- 天皇についての話が出てきたので天皇無答責について説明してから、内閣のセクショナリズムについて記述した方がわかりやすかったかもしれない
- 内閣の合議体としての統一性というフレーズを使えなかった
- 文民統制の一例として周辺事態法(現:重要影響事態安全確保法)を出したつもりが、周辺事態法を周辺機器事態法と書いている。(しかも改正されたほうの法律を使った方がより適切だった。)
といったところです。自分の語彙不足と、参考資料含む資料の読み込み不足がよくわかります。記述問題は本当に化けの皮をはがしてくれますね。
個人的に良かった点・工夫できた点などもありましたが、先生から評価されない以上何の意味もなさないので、良かった点は答案返却(2年前期に行われる最初の憲法の授業)で見てみることにします。
体感的には単位は取得できたけれども、いい評価はいただけないといったところでしょうか。
さいごに
ラスボスの第一形態(中間試験)はなんとか攻略できたと思います・・・。最終形態の攻略は今年の夏、無事攻略できれば4単位獲得です笑。
週末と月曜日はレポートと格闘です。なるべく早めに終えて、春休みをエンジョイしていこうと思います。
それでは。
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