植村邦彦 『市民社会とは何か』を読んで
最近は少し本を読む余裕が出てきましたね。そんなわけで、平凡社の『市民社会とは何か』という本を読んでみました。
「市民社会」という言葉の捉え方が一つではないことがこの本の出発点になっています。本の前半部分では「市民社会」の元になった外国語(例えば"Bürgerliche Gesellschaft”)について、その言葉が当時意味した内容をたどっていきます。そして、後半部分からは日本語として導入された「市民社会」について、その言葉が導入された経緯や意味、さらには戦後の市民社会論といったものが紹介されていきました。
本書最後の部分では新自由主義と市民社会の関連が描かれています。福祉政策の縮小化によって市民社会が担うことになった役割に関して、非常にわかりやすい説明が与えられていたのが印象的でした。
さいごに
平凡社による出版ですが、内容は「平凡」ではありませんでした笑。
そういえば本日は(韓国での観戦を考えていた)浦和レッズ対蔚山現代戦の試合が埼スタで行われていました。どうやら初戦はレッズが敗れてしまったようですね。来週のし合いでレッズは2点差で勝ち越すことができるのでしょうか・・・?
それでは。