ナチス・ドイツと東ドイツの資料館を見学する(旅行9日目③)
記念碑とテロのトポグラフィー
昼食を取った後はヨーロッパのユダヤ人のための記念碑という場所へ。大小様々なコンクリートの塊がひたすら並べられています(大小が大人や子供を表しているそうです)。場所が場所なので記念写真(セルフィーなど)を撮っている人は一人もいませんでした。
その後は当時の資料を見るためにテロのトポグラフィーという資料館へ行きました(入館無料)。屋外には当時ゲシュタポの本部が建っていたときに使われていた地下牢が展示されていました。
資料からはどのように(主に)ユダヤ人の人々が迫害を受けていったのかが年代順に分かるようになっています。ナチ党が政権を掌握したばかりの頃はユダヤ人の店で物を買うべきではないと非難される程度の迫害(?)だったのですが、次第に彼らの宗教施設(シナゴーグ)に火をつけられたり、身柄を拘束されるなど行為がエスカレートしていきました。第二次世界大戦が始まるとドイツは侵攻した国々でもユダヤ人の身柄を拘束するようになり、最終的には収容所へ送致させていきます。
展示内容はできる限り中立的に書くようにしているためか、当時の写真が強調されることはあれど、数字(何人が殺害された・連行されたなど)の強調はなく、淡淡と当時の情勢を伝えていました。
チェックポイント・チャーリー
テロのトポグラフィーを訪問した後はチェックポイント・チャーリーという有名な観光地へ。ここはベルリンが東西に分断されていた頃の検問所の一つでした。
当時の雰囲気を伝えるために現在でも検問所が残されています(再建されたものだと思いますが)。
アメリカ側にアメリカ資本の店・広告(マクドナルドやKFC、コカ・コーラ)が位置していたのは偶然でしょう笑。
検問所にはアメリカ兵のコスプレをした人たちがいらっしゃいました。
東ドイツ(DDR)博物館
ホテルに荷物を置いた後は東ドイツ博物館へ。川向かいのベルリン大聖堂が目印です。
教会へ続く水路などが残っていて、地下部分の雰囲気がなかなか良かったです。
ちょっと分かりづらい場所にDDR museumがありました。
館内には東ドイツの人々の暮らしが再現されています。家具からちょっとしたインテリアまで東ドイツのものが飾られています。
パレードの写真を見て、DPRKを思い出しました。
科学の発展をやたらとPRするところも似ています。
さいごに
テロのトポグラフィーは館内の写真をむやみやたらと撮るような場所ではありませんでした。
それでは。
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