ホアロー収容所へ行ってきました(旅行6日目②)
国旗掲揚式とホーチミン廊を訪れた後は、ホテルに戻って朝食を取ることにしました。
僕が食べたのは一番下のベトナム風サンドイッチ。ベトナム料理にはまた別のバイン・ミーというサンドイッチがあるのですが、朝食のはそれとは違っていました。
そして2番めの目的地であるホアロー収容所へとやってまいりました。
この収容所は当時の施設をそのまま活用しているので、刑務所の中に入る雰囲気というものを大変具体的に感じさせてくれます。入場料は確か30000VND(≒150円)でした。
この収容所はフランスが植民地としていたときに造られたもので、当時は政治犯などをここに収容していたとか。最初に収容所の構造と建材の展示が終わると、いきなり上の写真のような雑居房が目に入ってきます。人形が地味にリアルで怖いです。
人権がなさそうな足枷ですね。ろくに足首も回せなさそうです。
続いては死刑囚を収容するエリアへ。実際に使われたギロチンが展示されています。博物館の説明によれば、このギロチンで少なくとも4人が殺されています。丸い輪っかの下を見てわかるように、落とした後の首を入れておく缶もあるようですね。
禍々しいですね。刃の部分が割と良い状態で保存されていました。
下の部分を異なるアングルから撮影してみました。首を落とされる側はここにうつ伏せにされるのでしょうね。
その後は当時の死刑囚の独房が展示されています。(いないはずですが)中から声が聞こえたらびっくりするくらい、この辺の雰囲気はあまり良くなかったです。
それぞれの部屋のドアは下のような構造になっています。鍵とのぞき穴しかついていない、いかにも収容所にありそうなドアです。ちなみに、壁はコンクリート製で暑さは30センチほどありました。ここに入れられたら正直脱走は無理そうですね。
その後諸々の展示を見ると、日本で言うところの慰霊碑が設置されています。
さいごに
”諸々の”展示というのは自分たちベトナムがアメリカの捕虜を収容していたときの展示のことです。ベトナムはアメリカ兵の人権を尊重して彼らを収容していたよ、というメッセージがあまりにも露骨だったので、紹介しないことにします。
この日はもう一箇所だけ博物館を訪問しました。次回はそれについて紹介しようと思います。
それでは。
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