法学入門を終えて(最終回)
本日は法学入門の最終回ということで、期末試験が実施されました。
この講義の期末試験の問題はこれまでの試験問題8年分を見る限り、なかなか難しかったのでデジタル化ノートの修正・加筆等を前もって開始していました。ノートの形式も箇条書きではなく、ある程度文章化したものを作成しました。
テスト
テストはこれまでやった憲法・民法・刑法がどれも出題されました。
後々の備忘録としてどんな解答をしたかを大まかにここに記録しておこうかと思います。
まず大問1題目は民法の問題でした。不動産における二重譲渡に関する出題でした。括弧1で二重譲渡における原則とその基準、つづく括弧2でその例外と例外が適用される条件について問われました。僕が回答した内容はおおまかに以下のような感じです。
- BとCという両者の対立関係を作った。Bを先に土地を購入した人にし、Cを先に土地の登記を行った人とした。
- それぞれの主張の正当性をあげた。
- 日本の民法典の立場をあげ、公示の原則の点からCの所有権にあるとした。
- 括弧2では公示の原則の例外として背信的悪意者に関する判例を提示した。この判例は授業で説明されていた物をそのまま利用した。
- 最後に判例が示した、公示の原則の例外の考え方を述べた。
大問2は刑法に関する問題でした。刑罰の正当化の根拠について説明するという問題です。ここの部分は正直自信がありません。
- まず、刑罰の正当化のそもそもの根拠は刑罰の目的にあるとした。
- 刑罰の目的である保護機能、保障機能、規律機能について説明した。
- 一体何を考えたのか、なぜか応報刑や目的刑などの概念を前述した刑罰の目的と関連づける事無く説明してしまう。
- その後応報刑と目的刑(正確には一般予防と特別予防)のデメリットを説明し、お茶を濁す形で論述を締めくくった(時間的制約が最大の理由)。
最後の大問3は、憲法に関する問題でした。憲法の特徴を2つ挙げるという問題でした。
僕があげた特徴は、硬性憲法と違憲審査制です。どちらも法律になく、憲法が憲法であるために必要なものですよね(そのはず)。
テストの振り返り
大問1・2ともに1ページ以上書きましたが、大変悔しさが残るテストとなりました。写経が完結していれば、おそらく迷いなく大問2は書けていたはずです。今となって考えてみるに、大問2の最初に立てた前提自体も間違っている気がしてきました。
おそらく単位は取れたのではないかと思いますが、まず”A"の評定をいただくことは十中八九不可能ですね。それにしても、事前準備の対策を痛いほど思い知らされることになってしまいましたね。
デジタル化したノートの分量が多すぎたことが要因とはいえ、その根本的な問題は自分がそのノートを定期的にアウトプットしていなかったことにあるでしょう。そのため次回の法学部関連の講義ではすでに実施し授業の領域のノートの写経を定期的にやっていくほうが望ましいですね。(もちろん写経やデジタル化ノート自体についてもメリットデメリットがあるかと思いますが、それは今日は置いておきましょう。)
最後に
今回の法学入門の試験は自分のこれまでの法学という学問の姿勢を真っ向から突きつけられた気がします。落ち込むのは今日までにして、残りのテストとレポートを片付けていきましょう。
それでは。
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