おりじゅのブログ

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民法のシンポジウムに参加してきた。

はじめに

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昨日の新聞についてですが、もう今日からきてました。仕事が早いですね。

(支払いは前払いでお願いしたのに先に読みはじめてもよかったのだろうか・・・?)

もしかしたら、今後のブログには新聞から何かネタを引っ張ってくるかも知れませんね。

 

久しぶりの都会へ

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以前書いていたように今日は民法の成年年齢引下げを考えるシンポジウムに参加しに行きました。会場は福岡中心部の中洲。久しぶりの都会です。

上の写真は時間が余って周辺を散歩をしていたときに発見した建物。明治時代に日本生命が使っていた社屋で、建物の設計は辰野金吾という東京駅などを設計したこともある人物。なかなか迫力のある建物ですね。

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玄関はこのような感じ。

建物内は撮影禁止でしたので、写真はありませんが、この建物はいかにも西洋的な意匠を施しています。例えば窓が縦長に配置されているところです。日本建築であれば横に広く開く窓のデザインですよね。

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その後はシンポジウムに参加。(携帯で暗い会場の中撮影したため、画質が悪いです。すみません。)

 

このシンポジウムでは、まず成年年齢(行為能力を持ち、簡単に言えば一人前の大人として見なされる年齢)が18歳に引き下げられるとどのような影響があるのか考えます。

 

例えば、18に引き下げられた場合、あなたはお酒やたばこ、競馬や成人式のルールはどうなるか知っていますか?

 

答えは「(直接的な)影響は及ばない」です!実はこれらに関する法律は全部別の法で定められているんですよね。これ知ってましたか?(僕は知らなかった(汗))

 

ではなぜ問題なのか。それは引き下げがネガティブな影響ももたらすからです。

  • 高校生の中で成年と未成年が混在する(これは先生の生徒の扱いもその子が成人かどうかで個別的に変わりうることがあるということです)
  • 高い買い物もローンも組めるということで、詐欺被害の絶好の対象になってしまうことがある。(これまでの傾向として、10代はこの制限があったため債務関係のトラブルが少なく、20代になると急増する傾向があった。)

そして、このような引き下げに関する論議が国会で行われているのです(参加者の衆院議員さんの話)。はたして、どれくらいの人がこのことを関心を持ち、どの程度把握されているのでしょうか。一応世論調査では反対が多数らしいですが。

 

 話の中で弁護士のある方がお話しされていたことに、法律に関するシンプルさ、すなわちある一つの年齢を基準に成人と見なそうとする考えが求められる傾向というのが出てきているということがありました。そしてその人の反論、個々の法律にはそれぞれ独自の法律を作った意図というもの(立法意図)があり、画一的な決定は現実的ではないという点には、非常に説得力があるように聞こえました。

 

これ以外にもシンポジウムでは、じゃあ実際に引き下げられてしまったら弁護士会や自分たちはどうしていくべきなのかという話もありました。

 

このように民法のシンポジウム、大変勉強になるお話と多くの資料をいただき、来る価値が大いにあるイベントでした!

 

さいごに

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都会に来たと言うことで、大学の友達と映画を見に行きましたとさ。映画の感想はもう少し経ってからの方がいいのかな?たぶん。

 

というわけで、今日はこれまで。

それでは。

 

翌日の投稿:

hanoian.hatenablog.com

 

昨日の投稿:

hanoian.hatenablog.com