おりじゅのブログ

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九州大学のEラーニングシステムについて

今日は少しばかり学校のITシステムについて不満があったのでそれを記録しておこうと思います。現在僕の大学ではM2B(これで”みつば”と読むらしい)システムというサービスを使ってオンライン上で教材の取得や授業への出席、小テストの実施などを行っています。このシステムはMoodleというオープンソースのプラットフォームを採用していて、オリジナルであるMoodleに似た仕様となっています。(僕は高校1年のときに1年間使用したことがある。)そして、現在大学の基幹教育®(最近知ったのですが登録商標されているようです)はこのシステムを更に利用する計画があるようです。

 

しかしながら、僕はこのM2Bシステムをただ導入することには不安を隠せません。利用する側の生徒・教員には授業を進めていく上で間違いなく問題が発生するだろうと確信しています。現時点でMoodleを本格的に実施しているいくつかの授業ではすでに問題が発生し始めています。

 

例えば僕が履修したことのある情報科学の授業やサイバーセキュリティの授業はM2Bシステムを使って出席を取っているのですが、九大のサーバーないしシステム自体が大量のリクエストを処理しきれず、オンラインで出席を取るのに多くの時間を要しています。これは僕の体感時間ではありますが、出席のために平均で約10分の授業時間が使われています。1回の授業で10分も使われるとなれば、15回の講義で何分の時間が無駄になるか明らかでしょう。作りの甘いシステムでIT化を図ったところで、授業そのものの時間が減ってしまえば、かえって授業の質を低下させることになるのではないでしょうか?

 

僕なりにではありますが、解決策は2つあると思います。1つ目が旧来の紙の出席カードを使うこと、2つ目が九大のサーバーを介さないgoogle classroomを利用することです。1つ目では紙を利用する分配布と回収の手間が要することになりますが、出席は確実に取れます。2つ目はM2Bシステムから新しいシステムに移行する手間が発生しますが、サーバーが弱くて授業が進まないといった自体は発生しなくなるでしょう。実際にMoodleからGoogle Classroomへと移行した例として、宮城教育大学の情報処理センターの方が執筆したMoodleとGoogle Classroom を比較した論文を発見しました。九大はこの大学のようにEラーニングシステムを導入していく前に、他の候補との比較を行ったのでしょうか?

 

さいごに

教材やシステムの改善を進めるのは良いですけれども、肝心の授業が疎かになってはいけませんよね。今日の情報科学の授業でこんなことを感じた僕でした。

 

それでは。

 

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