聖ワシリイ大聖堂を訪問しました(2020・春のヨーロッパツアー⑤)
無事滞在先にチェックインでき、荷物を置くことができました。さらにその後、ホストさんの好意でシャワーまで浴びさせてもらえました。すっきりした状態で観光できるので大変ありがたいですね。
6~7分ほど歩くと、クレムリンの姿が見えてきました。
北の国にこんな銅像があった気がしますね・・・。一日に千里を走るやつ。
観光前に腹ごしらえを。手っ取り早く(なおかつリーズナブルに)食事を済ませたかったのでマックを食べることにしました。セルフで注文できる機械を使えば英語&クレカが使えるので、時間が無いときは便利なんですよね。
食事を済ませたらひとまず赤の広場に向かいます。2月中旬と言うこともあって、思ったより観光客は少なめでした。
門をくぐり広場へ。
クレムリン、レーニン廊、そしてワシリイ大聖堂を一度に見ることができます。レーニン廊は閉鎖していたので、また後日訪問することにしました。
クレムリン内部は要塞ということもあって、高く分厚い壁といくつかの門で囲まれています(クレムリン=ロシア語で「要塞」を意味)。
ロシアと言って真っ先に浮かぶのがこの大聖堂、という方も多いのではないでしょうか?僕もその一人でした。
入り口付近は一部工事中ですが内部に入ることができます。左手にチケット売り場があるので、入場券を買って中に入ります(ISICカードでないと学割を受けられないので、大学生の方は注意が必要です)。
大聖堂内部に入ると1階が博物館のような展示をしているのに気がつきます。壁画が描かれているゾーンがあり、学のない自分にも絵が意味する内容を一部理解することができました。
この壁画の隣は、部屋のほとんどが金で装飾されている部屋でした。彫刻に対する念の入れ具合が尋常ではありません・・・。
こちらは、聖像(イコン)の一部を分割したものです。威光を放たせるように、描かれた絵に対して金の装飾を施すのですね。
階段を上って上のフロアに上がります。大聖堂の真の姿はむしろここからといえるでしょう・・・。
1つの1つのドームには下の写真のような建物の中にさらに建物があるかのような空間が存在します。イコノスタシスと呼ばれるそうですね。イコノスタシスには聖像がそれぞれ中央を向いて、左右の調和を取るよう描かれており、どのイコノスタシスでも聖像の構造は似ています。ドームの天井まで彫刻と壁画があるのですが、自分のカメラのスペック上、撮影には限度がありました。
また、ちょうどこのときにボランティアと思わしき信徒さん数名がアカペラで賛美歌を歌っておられました。ここは一般的な礼拝堂と違って密室の空間ですので、歌が大変よく響き渡ります。入館料が高かったですが、入った価値がありました笑。
天井にはイエス・キリストか太陽の絵が描かれています。他の正教会をのぞきに行ったときもやはりそのどちらかが描かれておりました。
さいごに
イコノスタシス、よくよく考えれば神社と考え方は似ているのかもしれません。信者さんは一定の所までしか入れず、最奥の"聖なる領域”とされている所は微かに(もしくは)全く見ることができない。ロシア正教会に少し親近感を覚える訪問でした。
それでは。