寝台特急に乗車してモスクワからワルシャワへ(2020・春のヨーロッパツアー㉑)
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いよいよモスクワを離れる日になりました。ゴミを捨てるために泊まっていた家の裏手に回って撮影していたようです。外観はサバサバとしていますが、内部は結構しっかりした造りで立派な建物でした。
これからポーランドのワルシャワに向かうわけですが、今回は鉄道で移動します。車でモスクワ北西部のベラルースキー駅に向かいます。ヨーロッパ方面にむかう鉄道駅ということで、過去の戦争に関するモニュメントがありました。
周辺でお昼と車内で食べるための食料を調達しておきます。
今思うと、モスクワ近郊の鉄道に乗車する機会があまりなかったように思われます。ただ、多少なりともロシア語だったりロシアの風土に慣れないと、なかなか乗るインセンティブがなかったというのが正直な所です。ただ、モスクワから帰ってきた後にモスクワの訪問してみたいところが少し出てきているので、再訪時にはこういった鉄道に乗車してみようと思います。
乗車するのは27列車、モスクワ発ミンスク・プラハ行きです。前の4両のみがチェコのプラハまで向かい、後ろの車両は途中のベラルーシで終点となります。自分が乗車したプラハ行きの方は車体がブルーではなくグレーの新しい車両でした。
今回は2等との値段差も大きくなかったので1等を予約しました。確執が鍵付きの個室になっています。
可能性として同室に別の方が来る可能性もありましたが、今回は1人で利用できました。
モスクワを出発。車庫と都会のビル群が見えてきます。
検札が終わった段階で車内を探訪しました。やはり、この列車には食堂車が連結されていないようでした(車掌室で飲み物と軽いスナックが購入可能)。
出発して30分も経たないうちに携帯の電波が入らなくなりました笑。
持ってきていた文庫本を片手に景色と沈んでいく夕日を楽しみます。すれ違う列車はほとんどが貨物列車でたまに寝台列車がやってくるくらいです。
夜になってきました。途中の沿線には保線の方々が目につきました。広大な路線網はただ敷きっぱなしという訳ではないようです。
気がついたら、ベラルーシのミンスクに到着していました。ロシア=>ベラルーシは入国チェックがないようです。ただ、ベラルーシからポーランドに抜ける際にロシアおよびベラルーシの出国チェックとポーランドの入国チェックがあり、それぞれパスポートを提示する必要がありました。夜中の2時と4時にそれぞれ部屋をノックされて起こされるというのは、少しストレスがたまります・・・。
EU圏に入る際に机間を変更する必要があるからか(広軌=>標準軌)、途中で車庫に入っていきました。進行方向がちょこちょこ変わったので、寝ている最中でしたが気がつきました。
パスポートチェックが終わった後はワルシャワ到着まで熟睡することができました。ビスワ川を渡るとまもなくワルシャワ中央駅です。
そんなわけで、18時間ほど乗車してポーランドのワルシャワに到着しました。到着時間も朝9時と、なかなかバッチリなタイミングでした。
さいごに
乗務員さんはロシア語しか話せない方でしたが、とても良い方でした。
それでは。