おりじゅのブログ

1日1投稿を目安にブログをやっています。ページ右部にカテゴリがあるので気になる方はそちらもどうぞ!

読書

角山 栄 『茶の世界史 -緑茶の文化と紅茶の社会- 』を読んで

先日読んだ本の紹介をさせて頂きます。角山 栄の『茶の世界史』(中公新書)を読破しました。 元々は経済学部の経済史Ⅰのレポート用に購入した本です。レポートを書くと期末試験が免除になりそうだったので読もうと思いましたが、読み始めたタイミングがギリギ…

北岡伸一 『自民党-政権党の38年-』を読んで。

講義の課題レポート本の感想を書こうとすると、あまりよい言葉が出てこない気がしますが、後で振り返るときのためにちょっとした記録をつけておこうと思い感想を書くことにします。今回読んだ本は『自民党-政権党の38年-』(中公文庫)でした。ちなみに、政…

ゲーテ 『ファウスト』を読んで

ちょうど1年ほど前にゲーテの作品(特にファウスト)の素晴らしさを文学部の某教授から布教されましたが、実際に読み始めたのはその1年後くらいでした。しかもまだ前半部分しか読んでいません。読書のペースが遅くなっているのは反省すべきところでしょう。 フ…

山本雅男『ヨーロッパ「近代」の終焉』を読んで。

久しぶりに読んだ本の報告でもやっていこうと思います。山本雅男の『ヨーロッパ「近代」の終焉』(講談社現代新書)を読破しました。 ヨーロッパ「近代」の終焉 (講談社現代新書) 作者: 山本雅男 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1992/02/17 メディア: 新書 ク…

今期初めて本を購入しました。

後期に入ってからは教科書以外に本を購入する機会がありませんでした。先週、友人が本をまとめ買いするということで、自分もついでに本を3冊ほど購入させてもらうことにしました。 エーリッヒ・フロム『愛するということ』(紀伊國屋書店):彼の代表的著作であ…

植村邦彦 『市民社会とは何か』を読んで

最近は少し本を読む余裕が出てきましたね。そんなわけで、平凡社の『市民社会とは何か』という本を読んでみました。 市民社会とは何か (平凡社新書) 作者: 植村邦彦 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2011/03/22 メディア: オンデマンド (ペーパーバック) こ…

斉藤美奈子 『学校が教えないほんとうの政治の話』を読んで

同カテゴリの前回の投稿: 一応レポートの課題図書なので、本の構成だけざっくりとだけ紹介させていただきます。今回読んだのは『学校が教えないほんとうの政治の話』(ちくまプリマー新書)という本です。 (↓のアマゾンリンクを調べたら第二候補に『学校が教…

中江兆民 『三酔人経綸問答』を読んで

関連する前回の投稿: 部活の強化連が始まる前に読んでおいた本を紹介させていただきます。読んだ本は『三酔人経綸問答』(岩波文庫)という本です。 三酔人経綸問答 (岩波文庫) 作者: 中江兆民,桑原武夫,島田虔次 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1965/03/…

政治学のレポートに取りかかり始めます・・・

今後提出する課題の1つとして政治学のレポートがあるので、5月いっぱいに前半部分を終わらせるべく、レポートの準備に取りかかることにしました。手が空き次第、後半部分にも取りかかる予定ですが、そちらについてはまだ不明といったところです。6月中旬締め…

ヘルマン・ヘッセ 『車輪の下』を読んで

関連する前回の投稿: 放置していたドイツ文学の作品をようやく読み終えました(昨年の冬頃には読み終えている予定でしたが・・・)。今回は車輪の下(新潮文庫)を読むことにしました。 今まで買ってなかったこともあり、新潮文庫の本の表紙は独特な雰囲気を感じま…

伊藤真『”司法試験流”勉強のセオリー』を読んで

関連する前回の投稿: ネタに困ったのでたまには本の紹介を。先日『”司法試験流”勉強のセオリー』(NHK出版)というのを読んだのでそちらを軽い気持ちでレビューしていきます。 “司法試験流"勉強のセオリー (NHK出版新書) 作者: 伊藤真 出版社/メーカー: NHK出…

小林康夫・船曳 建夫 『知の技法』を読んで

『知の技法』の ブックレビュー

中室牧子・津川友介 『「原因と結果」の経済学』を読んで

久しぶりに本を読んだので、本日はその感想について書こうと思います。本日読んだ本は『「原因と結果」の経済学』(ダイヤモンド社)という本です。 「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法 作者: 中室牧子,津川友介 出版社/メーカー: ダイヤ…

小林康夫&大澤真幸『「知の技法」入門』を読んで

今回読んだのは『「知の技法」入門』(河出書房新社)という本。 「知の技法」入門 作者: 小林康夫,大澤真幸 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2014/10/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (6件) を見る 内容について 本書の内容は入門編と理論編…

稲本恵子 『社会人基礎力』を読んで

久しぶりに本を読んでみました。今回読んだのは最近発売された『社会人基礎力』(晃洋書房)という本。 社会人基礎力(大学生の社会人準備講座) 作者: 稲本恵子,白井弘子,吉浦昌子 出版社/メーカー: 晃洋書房 発売日: 2018/03/20 メディア: 単行本 この商品を含…

E・H・カー 『危機の20年』を読んで (4/4)

夏休みの中頃に読み始めたこちらの本、ようやく読み終えました。 今回読んだパートは11章~14章の部分です。いざ本を読もうと思ったら、意外とスイスイ読めてしまいました。 感想 今回の範囲は比較的内容は分かりやすかったです。というのも、この章で論じら…

E・H・カー 『危機の二十年』を読んで (3/4)

今回は『危機の二十年』(岩波書店)の第三部(7~9章)についての感想を書こうと思います。最後にこのレビューをしたのが1カ月半前のことです。今日と近日中にブックレビューをして次の本へと移行したいですね。 あと130ページ・・・ 感想 今回の部分は政治、権力…

末弘厳太郎 『嘘の効用』を読んで

一週間でまた一冊本を読み終えました。今回読んだ本は『嘘の効用』(日本評論社)という本。 (背景の違いでお気づきかもしれませんが、今回はいつもとは違う場所で撮影しました。) 新装版 嘘の効用 作者: 末弘嚴太郎 出版社/メーカー: 日本評論社 発売日: 2018…

フリードリヒ・シラー『群盗』を読んで

2週間ほど前のゲーテに引き続き、ドイツ文学の作品を読んでみました。 今回読んだ本は『群盗』(岩波書店)という作品。現在ほとんどの書店でお目にかかることの出来ない書籍ですが、来月には岩波文庫より再版されるようですね。 群盗 (岩波文庫) 作者: シラー…

ゲーテ『若きウェルテルの悩み』を読んで。

今回読んだ本は『若きウェルテルの悩み』(岩波文庫)という本。 若きウェルテルの悩み (岩波文庫) 作者: ゲーテ,Johann Wolfgang Von Goete,竹山道雄 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1978/12/01 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 15回 この商品を含む…

E・H・カー 『危機の二十年』を読んで(2/4)

3週間ぶりに読書の続きです。そろそろ読書のほうもペースを上げていきます。今回は前回の続きです。 危機の二十年――理想と現実 (岩波文庫) 作者: E.H.カー,原彬久 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2011/11/16 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 44回 こ…

大学での教科書購入方法について。

大学の後期が始まり、再び教科書や講義の参考書などを購入しなければならない時期になりました。大学に入ってからというものの、教科書の購入方法がこれまでとは大きく変わり、教科書の入手方法も非常に多様になりました。 その一番の要因は教科書となる書籍…

E・H・カー 『危機の二十年』を読んで(1/4)

まだまだ読書の途中ですが、一旦ここまでのブックレビューをしようと思います。 今回読んでいる本は『危機の二十年』(岩波文庫)という本。 危機の二十年――理想と現実 (岩波文庫) 作者: E.H.カー,原彬久 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2011/11/16 メディ…

樋口陽一&小林節 『「憲法改正」の真実』を読んで。

久しぶりに読書後のレビューもしていきたいと思います。 今回読んだのは、『「憲法改正」の真実』(集英社新書)という本です。 (といっても旅行中に飛行機で読んでいたときなので、3週間も前の話ですが。) 「憲法改正」の真実 (集英社新書) 作者: 樋口陽一,小…

マックス・ウェーバー 『職業としての学問』を読んで。

今日読んだ本は『職業としての学問』(岩波文庫)という本。 岩波新書にはよくお世話になっていますが、岩波文庫を読んだのは『オーウェル評論集』以来になりますね。 職業としての学問 (岩波文庫) 作者: マックスウェーバー,Max Weber,尾高邦雄 出版社/メーカ…

時雨沢恵一 『キノの旅XXI』を読んで。

今日読んだ本は『キノの旅XXI』(電撃文庫)という本。 おそらくこのブログ内でいわゆるライトノベルを紹介するのは初めてなのではないでしょうか。僕もあまりライトノベルは読みませんが、これともう一つの作品だけは自分が中学生の頃から読んでいます。(その…

伊藤 真 『高校生からわかる日本国憲法の論点』を読んで

今日読んだ本は『高校生からわかる日本国憲法の論点』(トランスビュー)という本。 高校生からわかる 日本国憲法の論点 作者: 伊藤真 出版社/メーカー: トランスビュー 発売日: 2005/07/05 メディア: 単行本 クリック: 13回 この商品を含むブログ (24件) を見…

橋本寿郎 『戦後の日本経済』を読んで

今日読んだ本は『戦後の日本経済』という本。 戦後の日本経済 (岩波新書) 作者: 橋本寿朗 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1995/07/20 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 8回 この商品を含むブログ (4件) を見る この本は題名の通り戦後の日本の経済に…

レベッカ ソルニット 『災害ユートピア』を読んで(その2)

今日は3週間ほど前に書いたものの続きです。 hanoian.hatenablog.com 今日読み終えた本は『災害ユートピア』(亜紀書房)という本。 その1の画像の使い回しですが・・・ 読破に無駄に時間がかかったような気もしますが、それは置いておいて残りのチャプターに…

レベッカ ソルニット 『災害ユートピア』を読んで(その1)

今日読んだ本は『災害ユートピア』(亜紀書房)という本。まだ道半ばではありますが、読破して全ての章について書こうとすると文字数がとんでもないことになりそうなので、2分割することにしました。 表紙です。右下のステッカーからもわかるように、図書館か…