おりじゅのブログ

1日1投稿を目安にブログをやっています。ページ右部にカテゴリがあるので気になる方はそちらもどうぞ!

憲法の試験を終えて。

憲法の試験が終了しました。試験後の感覚としては単位がもらえることが70%ほど確信できたくらいでしょうか。

 

試験では基礎知識を問う設問と論述の設問それぞれに単位認定のために必要なボーダーラインが用意されていて、基礎知識で4割、論述で6割の点数がとれていないと成績評価がつけられません。基礎知識の設問は既に回答が発表されており、自分はそのボーダーラインを越えることができました。が、最後の見直しの所で回答を修正した2カ所が両方とも正解を不正解にしてしまい、少し後悔しました・・・。レジュメの読み込みが甘かったからそういう結果を招いてしまったのだと思います。

 

論述問題は特定秘密保護法と新聞記者A(の報道の自由)についての事例問題でした。論点としては、第一に特定秘密保護法が記者の報道の自由に萎縮効果を与えるとして、Aが違憲無効の確認の判断を裁判所に求めることができるか、第二にその法律が違憲であった場合にその新聞記者が国家賠償法に基づいて慰謝料を国から得られるか、という2点が論述の論点でした。

 

自分の論述の回答をざっくり説明

第一については、日本の司法判断において憲法判断は主観的(今更ながら答案では「客観」と書いた気が・・・)且つ付随的であることを指摘した上で、新聞記者の事例がそれぞれの要素を満たしているか検討しました。そして、第二ついては在外邦人選挙権訴訟の判例を援用して、国家賠償法の適用可能性について検討しました。検討の基準には判例で示されていた、権利侵害の明白性、立法不作為およびそれが長期にわたって継続したことをベースに考えていきました。

 

先述の通り主観と客観とを間違えて書いたり(語句の本来の説明はたぶん合っている)、判例の記憶が曖昧な一部分はカットしてしまったりしたので(この判決で国家賠償の適用を行ったか否か)、若干論理がザルになった気がしますが、おそらく大枠は外れていないかと思われます。

 

さいごに

論述の「Aに適格なアドバイスを与えなさい」という聞き方は、回答の指定方法としてはややわかりにくい気がします。

 

それでは。