あらいぴよこ 『隠れビッチやってました』を読んで。
今日読んだ本(?)は『隠れビッチやってました』という本。
正確には今回のものは本というよりかは漫画ですね。それもエッセイ風の。
前から読みたいなとは思っていましたが、なかなか機会に恵まれず読めていませんでした。つい先日入手できたので、早速読破しました。漫画は漠即で読めますし。
内容について
若い頃はひたすら男からちやほやされることを至上の喜びとしていた作者。
一見性悪な女に見える作者ですが、実はその背景には幼児期の記憶が強く影響しています。彼女の父親は母親に対してDVを繰り返し、作者に対しても愛情を注がなかったのです。だから、作者はいい年した大人になっても愛に飢え続け、数多の男性を傷つけてきたのです。
この本の中で作者はそんな自分の悲しい過去と戦っていきます。彼女は自分だけでなく、友人たちと、そして自分を受け入れてくれる夫がいますが、もちろん単純にはいかない模様。葛藤の果てにようやく作者は過去から生じた自分の弱みを受けいれていくことできました。
結論
なかなか面白い作品でした。自己嫌悪に陥った自分と格闘する点、女性目線から描いた作品という点がなかなか興味深かったですね。そういえば、漫画、文庫本、学術書全部ひっくるめて女性が書いた作品を読むのは久しぶりでした。どうしても専門書の類いは男性が中心になってしまいますからね。
というわけで、今日はこの辺で。
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