要塞と軍艦を眺めに(2020・春のヨーロッパツアー⑯)
のんびりと昼食を取っていたらいつのまにか14時になろうとしていました。急いでタクシーを捕まえて、次の目的地であるペトロバヴロフスク要塞へ向かいます。ただ、こちらの史跡は要塞といっても軍事的なものでは無く、収容所(跡地)や博物館、造幣局などが内部に存在していました。上空から見ると星形の形をしており、稜堡式であるという点で五稜郭と同じです(ということを、五稜郭の資料館に行って知りました・・・)。
ただ、内部に着いてはじめて各施設ごとに入館料が発生することを知ります。このあとの予定、要塞の大きさ、そして後日モスクワで博物館に行く用事があることを検討した結果、要塞の周囲だけを見ることに。
たいした高さもない灯台に上るにも入場料が発生します。ここはテーマパークか何かでしょうか笑。
川沿いの方に出てみます。
要塞の外側が歩けるようになっているので、外郭を廻りながら次の目的地へと向かうことにしました。
川の水面はほとんどが氷に覆われています。
ただ、氷の厚さはそこまで厚くないようで、氷の上に立っているのはせいぜい野鳥ぐらいしかいませんでした。
そんなこんなで川沿いを歩いてたどり着いたのは、アヴローラ(オーロラ)号という軍艦がある所です。十月革命において革命開始の合図を果たした船でもあり、日本海海戦でバルチック艦隊の1隻として日本海軍と交戦した船でもあります。
入場のチケット売り場は予想に反して混んでいて、入るのに10分近くかかりました。
砲弾でしょうか。翻訳アプリを使ったところ「触るな危険!」と書いてあるらしいのですが、そんな物騒なものを展示していて大丈夫なのでしょうか。さすがに、信管は抜いていると思いますが・・・。
保存状態はきわめて良好です。屋内はイラストやミニチュアを使ってこの艦船の歴史が紹介されていました。
武装も当時の姿が再現されています(無傷なのでさすがにオリジナルでは無いでしょう)。
素人目にはすぐにでも使えそうな見た目です。
子供連れや僕と同年代くらいの学生さんが多かった印象です。
さいごに
アヴローラ号の見学を終えたのは15時半すぎでした。どちらも興味深い施設であることは疑いようもありませんが、このあとに行く施設と比べると行かなくても良かったのかもしれないと、今更ながら感じてしまいます。まあ、それだけその施設に圧倒されたというのもあるのですが・・・。
それでは。