おりじゅのブログ

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時雨沢恵一 『キノの旅XXI』を読んで。

今日読んだ本は『キノの旅XXI』(電撃文庫)という本。

 

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 おそらくこのブログ内でいわゆるライトノベルを紹介するのは初めてなのではないでしょうか。僕もあまりライトノベルは読みませんが、これともう一つの作品だけは自分が中学生の頃から読んでいます。(そのもう一冊の本は別の機会に紹介しますね。)

 

さて、このキノの旅という作品ですが、本の構成は巻によらず構成がほとんど同じです。旅をするグループは3人で、それぞれのグループが国巡りをしていきます。1つ目のグループが題名にもある「キノ」というバイク乗りのグループ。2つめのグループが「シズ」を中心とするバギー乗りのグループ。そして3つめのグループが「師匠」と「弟子(?)」の自動車乗りのグループです。それぞれは作品中で巡り会うことなく(シズ登場のきっかけとしてキノとシズが出会ったことはある)、独自に旅を続けていきます。

 

個人的なこの作品の魅力は何と言っても、旅人たちが旅する国の国民性がそれぞれある一定の特徴を持つよう描かれており、言ってしまえばそれは主人公たちの考え方と180違う考え方になっています。時には、主人公たちに刃を向けることもあるくらいです。今回の21巻でもそれぞれの国の国民は十人十色に描かれていました。ラジオの生放送で人気を取ることだけを熱心に考えている国民、恐怖政治しか知らなかった国民、毎日意味もわからず町の中心部にある鍵穴に鍵をひねりに行く国民、女尊男卑の国民などがこの本の中で見られました。多少現実社会との関わりがあることも読んでいく内におわかりいただけるかと思います。

 

主人公たちはこういった国民に対してどう反応するのか。これもまたこの作品を読む上での楽しみでしょう。これを話してしまうと、この本のネタバレになってしまうのでこれについてはご自分の目で確かめてみてください。

 

さいごに

この本はどうやらだいたい1年に1冊のペースで発行されているようです。このままいくと、2ヶ月後くらいにはまた新刊が出そうですね。この作品を今日紹介したことですし、そのときにはまたその作品に深く踏み込んで感想を書いてみたいと思います。

 

それでは。

 

翌日の投稿:

 

昨日の投稿: 

hanoian.hatenablog.com